(50代サラリーマン必読!)鈴木おさむ著「仕事の辞め方」共感フレーズ3選

こんばんは。あぼさんです。

先日、ふと本屋で気になるタイトルの書籍があり、さっそく手に取ってみました。

人気放送作家(2024年3月31日をもって既に辞められているので、2024年4月時点では「元」人気放送作家ということになります)鈴木おさむ氏による著書「仕事の辞め方」です。

2023年10月12日、鈴木氏は32年間にわたり第一線で活躍されてきた「放送作家」という仕事を、51歳という若さで辞めることを宣言されました。この本は鈴木氏がそのような考えに至った経緯や、50代からの仕事との向き合い方等を放送作家らしいキャッチーでインパクトのあるフレーズをたくみに使って表現されています。

この本は私の心に思いっきり刺さりました。
鈴木おさむ氏はまさに私と同年齢ですが、50代FIREを目指す私が常々思っていたこと・感じていたことを、ありのままに表現されていました。

50代サラリーマンがこれから進むべき生き方を探るうえで、実に共感できる内容だと思います。
今回はその中でも、私が特に共感したフレーズを3つご紹介させていただきたいと思います。

※一部ネタバレにもなりますので、その点については何卒ご容赦願います。

目次

『40代からソフト老害』

『誰も傷つかないようにとバランスを取っているつもりだが、20代、30代からしたら、そのバランスを取っている行為が、妨害行為になっている。
 良かれと思ってやっていることは、ソフト老害になっていることが多いのだ。
 40代は老害なんて関係ないと思いがちだが、40代から始まっているのだ。それを自覚した方がいいと本当に思う。』

※鈴木おさむ著「仕事の辞め方」35-36頁より引用

私がこの本を読んで一番衝撃的だったのはこの「ソフト老害」というフレーズでした。

会社の中で働いていると、年を重ねて役職が変わる等とともに、必然的に上司と部下それぞれの意見を聞きつつバランスをとるような行動をとることが多くなってきます。

うまい具合に自分なりに「絶妙なバランスが取れた!」みたいな解ができたりすると、自己満足するような場面も多かったような気がします。

でもそれって結局若手からしてみれば、彼らの意見を上司の都合のいいように上書きさせられただけなのかもしれないですよね。思い当たることも多くて、この「ソフト老害」という言葉にはドキッ!とさせられました。

40代でソフト老害なのですから、50代はいわずもがなです。いくら今いる会社で残る会社人生を頑張ったとしても、結局若手から見れば結局は面倒な存在に過ぎないのかもしれません。そう考えると、やはり50代は違うステップで新たな生き方を模索すべきなのではないでしょうか。

『経験値の円の中にいませんか』

『どんな仕事をしても、経験値の円の中にいる気がする。会社からしたらその経験値を持っている人材は貴重なんですが、僕にとっては、ある時からそれが怖くなったんですよね。
 ずっとこの円の中で仕事をしていくのかと。』

※鈴木おさむ著「仕事の辞め方」66頁より引用

「経験値の円」という表現も非常に考えさせられるフレーズでした。

長年勤めてきた会社において「経験値の円の中」は、実に居心地がよいものです。
経験値の円の中にいれば、おおよそこれから起こることは予想もつくし、予想外のことが起きたとしてもある程度のことは対処できるので、結局はズルズルといつまでもその中にいてしまいます。

ですが、会社はいつまでも「経験値の円の中」に入れさせてくれるわけではないですし、仮に最後までいることができたとしても、いずれは必然的に「定年退職」によって追い出されます。

自ら「経験値の円の中」から出て、新たな「円」を自ら構築していかないと、いずれ円はなくなってしまい路頭に迷うことになるのです。

『人生の「枯れ方」ではなく「生き方」』

『よく、人生の後半を「枯れる」と言う人がいます。「格好いい枯れ方を目指そう」なんて言う人もたまに目立ちますが、僕は「枯れる」という言い方が好きではありません。
 僕は人は死ぬまで花を咲かせていると思います。
 ただ、ずっと同じ花なんじゃなくて、咲かせる花が変わってくるのかなと思っています。若い頃は大きなひまわりだったのが、50代になり、梅になるとか。』

※鈴木おさむ著「仕事の辞め方」204頁より引用

これも実に響く言葉ですね~!!

人生を一本の線で考えてしまうと、どうしても現役サラリーマン時代が完了した後はすべてが「人生の終了局面=冬枯れに向かう」と考えがちです。

そうではなく、人生は段落ごとに区切られていて、それぞれのフェーズにおいてまた違った花を咲かせることができるという考え方ですね。

50代はまさに人生の転換期として自分を見つめなおす良い機会です。今までの延長で仕事をこなすのではなく、違ったアプローチで人生を謳歌したほうがよいのではないでしょうか。

50代は人生の「次のフェーズ」を考える時

鈴木おさむ氏なりの視点やわかりやすくインパクトのフレーズで「これからの50代の生き方」を示してくれる名著だと思います。ぜひ同世代の方は一度目を通されることをお勧めします。ボリュームもそこまで多くないですしね。

繰り返しにはなりますが、

50代は人生における「次のフェーズ」を考える時です。

鈴木氏のような著名人がこのような書籍を書かれたことはとても意味があるし、50代からの働き方の新たな指針にもなり得るのではないでしょうか。

私は「FIRE」によって新たな人生のフェーズに切り替えていこうと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あぼさん

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